ベランダビオトープ 作り方

ビオトープの難易度

 

 

熱帯魚等の飼育を既にしているという人も多くいると思いますが、これらとは異なり、厳密な温度、日光管理や餌やりなどの手間という点では、ビオトープの方がずっと楽で、外気と太陽光に当てて、水さえ切らさなければ、充分維持できるのが利点となっています。

 

それもそのはずで、ビオトープは自然環境の縮図版というわけです。注意すべき点としては、生物間の捕食関係(食物連鎖)、過度の気温変化、天敵(カラス、猫等)の侵入などが挙げられ、これで失敗する例も結構あるので、設置する場所については事前によく調べておくようにしてください。

 

難易度という点ですが、睡蓮鉢やポリプロピレン製ひょうたん池で簡単に水のある空間を庭に作ることができますし、場合によってはプラスチック容器(衣装ケースなど)を水鉢として使うのでも構いません。

 

更に、場所さえ適していれば池用の防水シートを使っても簡単にビオトープ風の池が作れます。作り方は極めて簡単ですが、こうして水と水生植物のある風景があれば、夏の庭やベランダにも涼しさと爽やかさを運んでくれます。

 

家庭ビオトープの最大の魅力は何と言っても「簡単に楽しめる」という点で、大掛かりな池が無くても、シンプルな陶製水槽を置くだけで水辺植物の育成が手軽に楽しめます。水の中にメダカがいるだけで涼しさも倍増します。